カレーパン

f:id:kkummy:20180221202847j:image

 

試験の途中、ここのカレーパンを思い出した。

 

早めに終え、見直している時に

薄く塗ったマークシートの丸を

改めて黒く塗りつぶしながら

カレーパン、カレーパンと心の中で唱えていた。

 

朝から昼をまたいでの拘束時間が長く

終わったのは、16時。

 

そのまま家路を急ぎたいところだったけれど、

寄り道しカレーパンを食べに来ました。

 

夕方のパン屋ってほとんど種類はなくて、

ワインに合う穀物入りのハードパンとカレーパンと少し乾いたタルト、惣菜パンが少々。

 

パンを乗せるトレーの上でカレーパンが油分で滑る滑る、そのまま店内で食べることに。

 

スーパーの一角、立ち込める惣菜の油匂いが苦手。どこのカレーパンもそんな油臭さがあってギトギトで、買ってから後悔するが、ここのカレーパンは特段美味しい。

 

カレーがしっかり詰まっているので

パンの中心にずっしり重みを感じる。

そんなご褒美を頬張りながら、

棒になった足と、硬直した心を

休ませるのでした。

 

 

 嗚呼、あっという間に2月が終わってしまう。

 

年が明けてから恐ろしく早い、焦りとの戦い。

次の試験は4月、そのあと違う試験が5月。

 

 大人になってこんなに机に向かって勉強に

明け暮れる日が来るんだなぁ。

 

ほとんど勉強をしなかった中高時代、

(進級ピンチの家庭教師の話は前のブログ)

あの頃は早く大人になりたいと毎日考えてた。

 

今思えば

中高一貫で、ずっと通い慣れた場所、

慣れすぎた変化のなさに退屈さもあった。

 

そんな日々の中で

友達との手紙交換は大好きだった

A5サイズのルーズリーフが好きだった

癖のある字の先輩(女)が憧れだった

授業中は板書せずお絵かきばかりしてた

 

サッカー部の好きな人の朝練を見るためだけに

早起きして教室の電気もつけず、朝買った紅茶花伝を飲みながら窓を開けて眺めてる朝

 

髪も化粧もスカートも

風紀の先生に怒られてばかり

 

友達とトイレで騒ぎながら黒髪スプレーで染め合ったこと

 

思い出すと良き思い出ばかりじゃないか、

退屈じゃなさそうだな。

 

 

引っ越し作業中に

昔のアルバム見つけて、

少し思い出に浸ったのでした